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The Indian Tipi


《The Indian Tipi, Reginald and Gladys Laubin, 1957》

CATALOG&BOOKsが敬愛してやまない雑誌『Spectator』(エディトリアル・デパートメント)の最新号vol.37は、北山耕平さんの特集です。雑誌『宝島』や『POPEYE』などの記事を通じて、北山さんの名前をご存じの方もいらっしゃると思います。北山さんは、近年、ネイティブ・アメリカンに関する書籍をたくさん出版されており、ネイティブ・アメリカンの伝統的な思想や美意識を僕たちにわかりやすく伝えてくれています。

今回取り上げたのは、そのネイティブ・アメリカンのTipi(移動用住居)をテーマにした本です。

以下、ラスト・ホール・アース・カタログの100ページに掲載されている、スチュアート・ブランド による書評です。

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Tipi(アメリカン・インディアンの移動用住居)は、安価で持ち運びが可能だ。一体になって住むために、火、地球、空と親密に関係するようになっている。テント生地には、日中は枝葉の影が映り、夜は人の影が映る。天候に対するあなたの向き合いかた次第で、住居としてのTipiは、満足するものになるか、不快なものになるかどちらかである。どちらであろうと、あなたはTipiの見事なデザインと、それを生み出した文化の完璧さを十分に理解できるはずだ。

Laubinの本で、Tipiに関するものはこの一冊だけなのだが、とても良くできている。技術的なことであろうと、習わし的なことであろうと、あなたが知りたい情報はすべてこの本に載っている。そして、Laubin夫妻はおもしろい人たちなのだ。 

[Stewart Brand]

《The Last Whole Earth Catalog, pp.100, 1971》

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