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How to Win a Fight


《How to Win a Fight, Lawrence Kane et al., 2011》

身を守る一番の手段は「とにかく逃げること」。どうしても闘わなければならない状況になっても、隙をみて逃げること。この本の主張はこれです。巷では護身術の本が出回っていますが、そんなことやっていないで逃げろ!ということのようです。

イラストが少なく主にテキストで構成されている本なので一見すると退屈そうな本ですが、「できるだけ格闘しないこと」を説いた良本だと思います。

以下、Kevin Kelly による書評です。(『COOL TOOLS』の311ページに掲載)

※『COOL TOOLS』は、現代版のホール・アース・カタログというべき大判カタログです。ホール・アース・カタログの編集に携わり、のちに雑誌『WIRED』の創刊編集長をつとめた Kevin Kelly により出版されました。

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この本は、「格闘にならないように、どうやって可能なことをすべてやっていかなければならないのか」というタイトルをつけることができる。著者は、格闘するということが常に恐ろしい考えであるという説明にページを費やしている – たとえあなたが勝利したとしても、あなたは結局のところ負けることになる(攻撃者の親戚があなたを訴えるかもしれないし、復讐を試みたりするかもしれない。刑務所に行くことになるかもしれない。)。

また著者は、格闘になる可能性がある状況の兆候をどのように認識し、何をすべきかを詳しく説明している。自身を守るための効果的な方法についてのセクションを読むのは、あなたが「格闘は避けるべきである」と確信してからだ。

本書の最後の3分の1は、格闘直後の取るに足らないことを扱っている。救急医療を施行し、刑務所に入らないために何をすべきかということなど。

[Mark Frauenfelder]

《COOL TOOLS, pp.311, 2013》

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