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The Last Rain Forests


《The Last Rain Forests, Mark Collins, 1990》

熱帯雨林は全世界の生物種の半数以上が生息しているとも言われるほど動植物の宝庫です。そんな熱帯雨林も20世紀に入り農地開発などの破壊により急速に減少しており、それにともない絶滅する生物種の数は年間5万種にも上ると推測されているようです。この本のタイトルに「LAST」と入っているのはそうした危惧も含まれているのです。

以下、ミレニアム・ホール・アース・カタログの58ページに掲載されている、Peter Warshallによる書評です。

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熱帯雨林の本を1冊買うのであれば、この本をおすすめする。タイからカメルーン、マダガスカルからアマゾンまで、すべての熱帯雨林が均等に扱われている。この本には入門的な図版があり、優れた生態学的概要があり、原住民たちと世界銀行への理解がある。どちらかというと地味な論調なのだが、これは思いやりのある未来へ希望と動機を結びつけようと試みている。鮮明な図版に加えて共感的な物語が必要な場合は、Catherine Caulfieldの著書『Rain Forest』にうまく書かれた科学ジャーナリズムと明確な報告が載っている。

[Peter Warshall]

《The Last Rain Forests, Mark Collins, 1990》

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